玄米を嫌いでも上手に付き合うために行うべきたった1つのこと

Dr.コバ

こんにちは!Dr.コバです。
玄米が好きなら言うことありませんが、嫌いな人、どうしても食べられない人がどうしてもいますよね。今回はそんな人のための記事です。

ロッシー

ワシはコメなんか、嫌いじゃ!小松菜もっとくれ!

「玄米が体にいいことずくめ」であることはみなさん、おわかりかと思います。

ビタミン、ミネラル、微量元素。栄養たっぷりで完全栄養食品とも呼ばれています。

特に『微量元素』を摂取できる食材はそう多くはありません。

ぜひ、毎日摂りたい食材ですよね。

ですが、「美味しくない」、「白米が恋しい」、「噛むのが面倒臭い」などで嫌がってしまう方も多いですよね。

僕が小さい頃に食べた玄米と、今売っている玄米は、全然違いません?

今売っている玄米は、モチモチしてて、味もすごく美味しいです。昔の玄米のようにバサバサしてません。

少なくとも僕はそう思います。

「でも、それでも白米の方がいいんです・・・」という方のために、今回の記事を書きました。

今回の記事を最後まで読んでいただければあなたの玄米へのハードルはかなり下がることでしょう。

おいしい玄米の選び方

玄米はどちらで買っていますか?

どんなことを基準に選んでますか?値段?ブランド?

玄米はスーパーにもホームセンターにも売っていますね。自然食品店で有機栽培・無農薬のものも売っています。

参考までに僕が玄米を選ぶ基準を次に挙げます。

玄米を選ぶ基準3つ
  1. 浸水させると、ちゃんと発芽する玄米
  2. 無農薬までいかなくても、低農薬など意識して作られているもの
  3. 生産者がはっきり明示されているもの

それでは、浸水させると発芽する玄米じゃないといけない理由って何でしょうか?

浸水すると発芽する玄米とは

玄米を24時間、常温で浸水させると発芽することはご存知ですか?

24時間では、玄米全体の一部しか発芽しませんので、48〜72時間は必要なことが多いです。

ただ、「発芽モード」にするための、玄米毒を抜く目的だけであれば、17時間で十分と言われています。(玄米毒については次項で説明します)

実際やってみるとわかりますが、質の悪い玄米だと、ごく一部しか発芽しません。それは収穫した後に「高温乾燥」を行なっているからです。

「発芽しない」ということは、本来の力を失っている玄米ですので、あまりお勧めしません。

それは見た目ではわからないことが多いですので、試しに発芽させてみることですね。

それでは、なぜ玄米は発芽させなくてはいけないのでしょうか?

浸水時間については、12時間、17時間、24時間と諸説あります。間をとって17時間としました。

玄米はなぜ発芽させないといけないか

玄米は食べ方によっては、「毒」にもなり得ます。それはどうしてでしょうか?

それは玄米は『種』だからです。

種は自分の身を守るため、種族を守るために、防御壁を張っているのですね。

市販されているナッツは、大抵の場合、『ロースト』されています。

それは『種』による毒を無毒化する必要があるからです。

玄米も例外ではありません。

玄米には「アブシジン酸」と呼ばれる酵素抑制因子が含まれており、それが胃腸内での消化を阻害したり、細胞の活動に支障を与えると言う説があります。

アブシジン酸によるデメリットは否定的な意見も見られますが、総合的に考えると、「玄米は発芽させた方が健康に良い」ということは間違いないでしょう。

次に玄米を発芽させた方がよい理由をさらに解説していきます。

ロッシー

ワシは頑丈な甲羅が守ってくれるから、誰にも食べられんゾ。

玄米を発芽させた方がよい、もう一つの理由

玄米を発芽させた方がよい理由はもう1つあります。

浸水する前の玄米は「休眠状態」ですので、栄養価は高いですが完全ではありません。浸水させると、「発芽」してパワーを放出しようとしますので、より栄養価が上がります。

特にGABAという栄養素がかなり増え、5〜6倍になります。脳の働きをよくしたり、リラックスさせたりする作用があります。腸内環境も良くなります。

GABAはガンマアミノ酪酸といい、脳の神経細胞の興奮を抑制する大事な役割を果たします。

つまり、このGABAが不足すると、イライラしやすくなるということですね。

GABAの働き
  1. 脳の働きをアップさせる
  2. 心身をリラックスさせる(睡眠の質を上げる)
  3. 腸内環境を整える
  4. 中性脂肪を低下させる

GABA、ぜひ毎日摂りたい栄養素ですよね!

玄米を食べるなら、発芽玄米がとてもお勧めです。

市販の発芽玄米はオススメいたしません。興味がある方はググってみてくださいね。

次は農薬についての解説をします。

なぜ農薬の有無にこだわるのか?

それでは、なぜ農薬についてこだわる必要があるのかを解説します。

「無農薬」「有機栽培」、こちらは手間をかけているだけあって、安全で美味しそうですよね。

今ではネットなどで無農薬の玄米も簡単に手に入るようになりました。

しかし、やはり価格が高いのが大きなネックです。

家計に余裕があったり、健康に投資する気持ちがお強い方なら、そう高くは感じないかもしれませんが。

ご存じかもしれませんが、農薬は玄米の「ぬか」という部分に蓄積します。

ぬか漬けに使われる部分ですね。

米のぬかに一番大事な栄養素が含まれいるわけですが、ここに農薬・・・と考えるとちょっとゲンナリですね。

ですので、やはり農薬が少ないに越したことはないです。

ちなみに僕はスーパーに売っている『低農薬』の玄米を購入しています。その玄米は、普通に売られている玄米とさほど価格は変わりません。

農薬が心配?

全く心配していません。それは定期的に「ファスティング」しているからです。

ファスティングをすれば体にたまった「農薬」はちゃんと処理できます。

おっと少し脱線しましたね。

生産者の明示が大事な理由

最近はスーパーで売っている食べ物のラベルに生産者の写真が出たり、情報も掲載されているものが増えていますね。

それは買う人に「安心」を与えるためですよね。

それと、心ある生産者なら、農薬を必要以上に撒いたりしないかもしれません。

ですので、この「玄米の生産者の明示」があれば、より安心して買えます。

ぜひご参考に。

それでは、『どうしても玄米を食べられないという方』のための本題に入ります。

どうしても玄米を食べられない時に行うべきこと

玄米が毎日摂るべき食材であることは理解していても、どうしても玄米が食べられないこと、ありますよね。

自分がどうしても食べられない、家族が食べられない。発芽させるのが面倒・・・などなど。

僕は発芽玄米が大好きなんですけど、子供は苦手であまり食べてくれません。ですので、今は発芽玄米はたまに食べる程度で、違う方法を取っています。

それは「玄米を自宅で精米する」方法です。

つまり、精米機を購入して、玄米を自分で精米してしまうことです。

もちろん、ホームセンターに設置してある精米器を使用されてもよいと思います。

これは若干の投資が必要ですが、一家に一台あると、とても役に立ちます。

玄米を精米すると、もちろん栄養価は落ちますが、白米で食べるよりはずっとマシです。

「三分づき」だと玄米の7割程度の栄養価が残っているとされています。

どうしても、白米が食べたい時は玄米を白米に精米してしまえばいいんです。

そこで、白米をスーパーで買っていらっしゃるあなた。

実は「落とし穴」があります。

白米は開封すると2週間程度で徐々に酸化が始まってしまうという現象があります。味が劣化し、体にも悪影響を及ぼしかねません。

ですので、白米をどうしても食べたい方は、玄米を精米して、すぐ食べるのが一番です。味もおいしいです。

精米機は機種にもよりますが、玄米から「胚芽米」「七分づき」「五分づき」「三分づき」「白米」など、『精米度』をいろいろ選べます

玄米を目指す方は、白米から徐々に精米度を徐々に落としていく(玄米に近づけていく)と、最終的には玄米を食べられるようになれるかもしれません!!

だんだん、玄米に近いお米の美味しさがわかり、栄養価もアップし体に良い変化が起きてくるかもしれません。

精米機があれば、玄米と仲良くなれると思いませんか?

ただ一つ、欠点があるとしたら「精米するときの音が大きいこと」です。

また、白米や七分づきなど、玄米を精米するための削る量が多い時は、音が大きい時間が長くなる(およそ5分程度)ことに、ご注意ください。

使用する時間、周囲への配慮も必要だと思います。

さいごに

発芽玄米を食べるのが一番だとはわかっているけど、なかなか食べられない方。

精米機があると、とても便利ですよ!!

このように健康のための食生活には、僕はある程度の「投資」が必要と考えています。

自分の価値を高めるために「投資」が必要なことと同じですね。

それではまた。

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