こんなサプリメントは選んではいけない!意外と難しいサプリメント選びについて解説

Dr.コバ

こんにちは!こばやし内科クリニックの小林です。

今回は今まであまり触れてこなかった、サプリメントの選び方を解説します!

この記事を読めば、サプリメント選びに困らなくなるかも!?

ヒョウ丸

そういえば、最近、白い粉みたいなものが食事に入っていないぜ?

Dr.コバ

すまん、ヒョウ丸君。前はビタミンDの粉末を混ぜていたんだけど、最近サボってるんだ(汗)。

どのサプリメントを選べばいいか、わからない・・・

値段が高ければ、質が良さそうだけど、あまり高いのはキツイ・・・

など、サプリメントを選ぶ時に悩んだことはありませんか?

今や、ドラッグストアではいろんなメーカーから、物凄くたくさんのサプリメントが売られていますよね。

さらに、Amazonなどの通販サイトでは、より無数のサプリメントが売られています。

星の数ほどある?サプリメントの中から、選ぶのはかなり大変ですよね。

サプリメントは体に良いと思って飲んでいるのに、逆に体にとって毒になってしまうこともあります。

僕もサプリメント選びで数回、失敗してしまいました。

あなたにはそのようになって欲しくないと切に願います。

今回の記事では、サプリメントを選ぶ際に参考となる情報をお伝えしていきたいと思います。

サプリメントを選ぶための基礎知識

まずはラベルを見ることから始まる

あなたはサプリメントを選ぶ際に、何を重要視していますか?

サプリメントでまず重要なのは、『ラベル』を見ることです。

ドラッグストアなどの店頭で確認できるのが一番ですね。

Amazonなどで購入する際も、できるだけ詳しく調べてから買うようにしましょう。

それでは、ラベルのどんなところをチェックするべきでしょうか?

サプリメントのラベルでチェックするべきところ
  • 含まれている成分名
  • 目的とする成分が十分な量、含まれている?
  • 余分な糖分などが入っていない?
  • GMP認定基準を満たしている?
  • 添加物が多すぎない?

目的とする成分が十分な量、含まれている?

栄養をサプリメントから補充する場合、少しの量では効果が出ないことが多いです。

例えば、よくドラッグストアで売られている『マルチビタミン』というサプリメントについて考えてみましょう。

「これはいろんなビタミンが入っていて、お得!」と思うかもしれませんが、効果はあまり期待できないことが多いです。

確かにビタミン欠乏症を防ぐ程度の量は含まれていますが、よりパワフルな健康を目指す『健康増進』の目的のためには、量が不足していることでしょう。

体調が悪いなどの症状が出ている場合には、より多くの栄養補給が必要となります。

ビタミンBを補強したいのであれば、それぞれが十分な量が含まれる『ビタミンB群』のサプリメントを選ぶべきです。

天然に近い素材が使われている?

サプリメントは『人工的な栄養』と思われがちかもしれませんが、やはり食べ物から栄養素が吸収されるように、自然な形の方がより吸収されやすく、副作用も起こしにくいと考えられます。

天然の状態では存在し得ないものを、体に摂取することは不自然なことであり、異物として反応したり、思いも寄らない作用を起こしてしまうこともありえます。

例えば『ナイアシン』。

某通販サイトでは『ナイアシン』と『ナイアシンアミド』のサプリメントがそれぞれ売られています。

ナイアシンアミドは前駆体(作用を持たない物質)として、食べ物の中から栄養として摂取されます。こちらはサプリメントとして摂取しても何の問題もありません。

それに対して、ナイアシンは作用を起こす性質を持った物質であり、サプリメントして摂取すると副作用を起こしやすいです。

有名なのは『ナイアシンフラッシュ』という顔面や体が真っ赤になる反応です。

人によっては蕁麻疹や湿疹が出て、強い痒みを伴うこともあります。

余分な糖分などが入っていない?

サプリメントの中には飲みやすくするために、ブドウ糖や乳糖が入っているものがあります。

それほど多くの量ではありませんが、血糖値の上下を招くこともあり、できるだけ避けたいところでしょう。

GMP認定とは?

サプリメントのクオリティを向上させるためには、やはり作る側の配慮と工夫が不可欠となります。

雑に作られたサプリメントは、品質が一定でなかったり、期待した効果が得られなかったりします。

作る時に、必要な成分をカプセルに入れても、購入した人が使うときには成分が変性しているようなこともありえるわけです。

そこで、サプリメントも医薬品のように厳密に管理され、一定の品質を保証することが求められています。

そのために、法律で決められているのが『GMP』です。

GMPはGood Manufacturing Practice(適正製造規範)のことであり、JIHFS(日本健康食品規格協会)とJHFA(日本健康・栄養食品協会)の2つが健康食品の監査を行っております。

GMPに認定された工場で作られたサプリメントは医薬品のように厳密に管理されているわけです。

日本のサプリメントでGMP認定工場で作られているサプリメントは多くはありません。

医療用サプリメントはGMP認定工場で作られており、厳密な品質管理が行われています。

欧米はサプリメントにおいても日本の先を行っており、GMP認定を得られているサプリメントは多数あるようです。

添加物が多すぎない?

せっかく「健康のためにサプリメントを飲もう!」と思っても、不要な添加物が多く入っていると本末転倒ですね。

サプリメントのラベルを見ると、「着色料」「保存料」「乳糖」など、本来必要がなさそうなものが入っていることがあります。

これらのものが極力入っていないサプリメントを選ぶようにしましょう。

こんなサプリメントは要注意

それでは、具体的に注意すべきサプリメントについて解説していきます。

主には次の4つです。

注意すべきサプリメント4つ
  1. 酵母が入っているサプリメント
  2. 酸化しやすいサプリメント
  3. ビタミン類が多く入っているサプリメント
  4. キレート鉄を使用している鉄サプリメント

酵母が入っているサプリメント

『酵母』とは『酵母菌』、もしくは『イースト菌』のことです。

パンなどの発酵によく使われるものですね。

酵母菌に鉄、亜鉛、カルシウムなどのミネラルを取り込ませて培養させたものがサプリメントに含まれていることがあります。

『鉄含有酵母』、『亜鉛含有酵母』などと、ラベルに表記されています。

これらは酵母菌に取り込まれたミネラルですので、人の体にとって利用しやすい形になっています。

しかし、一つ問題点があります。

それは酵母菌に対するアレルギーが起こることがある、ということです。

アレルギーと言っても、蕁麻疹が出たり喘息が出るようなことは少なく、腸管に炎症が起きて、下痢・便秘やおなかが張るなどの症状が出やすいようです。

酵母が入ったサプリメントを飲んでいる方は、不調がおなかに現れていないかどうか、確認しましょう。

酵母アレルギーに関して参考となる記事

酸化しやすいサプリメント

サプリメントでも酸化してしまうことがあります。

その中でも、ジェルタイプの『油』を使ったサプリメントは酸化しやすいです。

ビタミンD、ビタミンEなどの脂溶性ビタミンや、DHA・EPAなどの不飽和脂肪酸が挙げられます。

僕の体験を一つご紹介します。

某サイトのビタミンEを長らく飲んでいたのですが、ある日、瓶に入っているジェル状のサプリメントが粘ついていることに気がつきました。

そして、匂いを嗅ぐと、少し酸っぱい匂いがします。

これは酸化だ!」と確信しました。

そのことに気づいてから即刻、そのビタミンEのサプリメントを飲むのをやめました。

すると、なんとなく調子が悪い日があるな〜っと感じていたのが、それからパタっとなくなりました。

顔に出ていた吹き出物も改善しました。

おそらく、酸化していたビタミンEのサプリメントを飲むことで、『体の酸化』を招いていたのでしょう。

酸化を防いでくれるサプリメントを飲んでいたはずなのに、かえって体を酸化させていたことは、なんとも皮肉なことですね。

気づいて良かったと思います。

DHAやEPAもサプリメントで安価なものが多数販売されていますが、オメガ3系脂肪酸は容易に酸化しますので、より注意が必要と思われます。

ビタミン類が多く入っているサプリメント

マルチビタミンの話はすでにしましたが、栄養素一つ一つの量が少ないばかりではありません。

ビタミン類、特に水溶性のビタミンのビタミンB群、ビタミンCは混ぜ合わせると、相互作用を起こしていまい、変性・失活する恐れがあります。

これでは、本来得られるはずのビタミンB群、ビタミンCの効果を得ることはできません。

ビタミンB群同士でも、相互作用を起こすことがわかっています。

ですので、ビタミンB群を単純に混ぜ合わせて作ったサプリメントでは効果が得られにくいわけです。

その点、医療用サプリメントはこれらのことを考慮して、かなり工夫して作られています。

キレート鉄を使用している鉄サプリメント

僕は今、医療用サプリメントの『ヘム鉄』を飲んでいますが、そちらを飲む前は某サイトの『キレート鉄』を飲んでいました。

キレート鉄はなんせ安いです。

これが失敗の元でした・・・

オーソモレキュラーの勉強を進めるうちに、キレート鉄のデメリットを知ることとなり、即刻中止しました。

血液検査でも、体内での鉄の貯金を表す『フェリチン』が上がってしまうだけで、赤血球の状態は全く改善していませんでした

このことで、キレート鉄が体に有効に働いていないことがよくわかりました。

巷では、キレート鉄を飲み続けてフェリチンが1000を超えてしまったり、肝機能障害を起こしたりしている例を聞きます。

あなたもそうならないように、キレート鉄は飲まないようにしましょう。

さいごに

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回のお話で、サプリメントを自力で選ぶことが意外と難しいことがご理解いただけましたでしょうか。

そして『本当に効果があって安全なサプリメント』は発売されているサプリメントのごく一部であるということを認識していただきたいと思います。

これからの時代は良質なサプリメントを選ぶ力も必要となってくるでしょう。

僕も自分の実体験を踏まえながら、お手伝いができることと思っています。

それではまた。

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