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胃薬を飲み続けると体が悪くなる!?西洋薬の光と闇を知ろう

Dr.コバ

こんにちは!こばやしナチュラルケアクリニックの小林です。

今回は誰もが一度はお世話になる、『胃薬』のお話です。

気軽に飲めるイメージのある胃薬と言えど、『諸刃の剣』と表現してもいいぐらい、大きなメリットとデメリットがあります

胃薬を病院で処方してもらって飲んでから、「ん?調子が良くなるどころか、逆に調子が悪くなってきた」という経験がある方もいらっしゃることでしょう。

この記事を読めば、胃薬との正しい付き合い方を理解していただけることでしょう。

小春

ボクはいつもお腹が減っていて、調子が悪いことはないニャ〜。

Dr.コバ

小春クンは食欲旺盛で元気印ですけど、ちょっとメタボですね〜(笑)

なんだか胃が痛い・・・

誰しも経験がある症状ではないでしょうか?

胃の痛みが軽ければ、様子を見たり、ドラッグストアで売っている胃薬を買ったりして対処することが多いでしょう。

しかし、胃の痛みが強くなったり、何週間、何ヶ月も続く場合には、心配になるかもしれないですね。

もしかしたら、胃潰瘍かもしれない・・・

胃癌だったら、どうしよう!?

そんな時は、病院に受診されたことでしょうね。

人によっては、苦しい胃カメラを受ける覚悟をしたり、受けざるを得なかったりしたでしょう。

そして診察や検査を受けた結果、高い確率で医師から『胃薬』を処方されることとなります。

そんな、いきさつで処方される胃薬。

ほとんどの人は、胃薬を飲めば、数日のうちに胃の痛みが嘘のように軽くなることでしょう。

「胃薬ってこんなに効くんだ!」って驚き感激する人も、いらっしゃるかもしれないですね。

それだけ効果のある胃薬。

実は重大な落とし穴があります・・

医師であっても知らない方もいらっしゃるかもしれません。

この記事をしっかりお読みいただき、胃薬のメリット・デメリットを深く理解していただきたいと切に願います。

胃はどんな働きをする臓器?

まずは胃の働きを詳しく知ることから始めましょう。

口から入った食べ物が、一番最初に消化される場所が『胃』であることはご理解いただけていることでしょう。

東洋医学的にも、健康を整えるために胃は最も重要な臓器であるとされています。

胃の調子が悪ければ、体全体の健康を保つのは難しくなります。

胃はどんなものを食べても、何でも消化してくれると思いがちですが、実はとてもデリケートな臓器です。

ストレスがかかると、胃の働きはすぐに悪くなります。

ストレスを発散することや、食べ過ぎないことなどで、まずは「胃に優しくしてあげる」ことが大事ですね。

そのために、胃の働きを理解しておきましょう。

胃の主な働き7つ
  1. 食べ物をやわらかく粥状にする
  2. タンパク質を消化する
  3. 炭水化物をある程度消化する
  4. ウィルスや細菌を殺菌する
  5. ビタミンB12を吸収を助ける
  6. 鉄の吸収を助ける
  7. アルコールの一部を吸収する

食べ物をやわらかく粥状にする

胃では、1.5〜2.5Lもの大量の胃酸が分泌されています。

そのことによって、食べ物をやわらかくし、粥状にしています。

胃酸は主成分が塩酸(HCl)であり、pH1~2の強酸性の消化液です。

この胃酸が『強力な酸』であることが、体全体の調子を保つのに重要となります。

タンパク質を消化する

タンパク質を消化する主戦場は『小腸』です。

プロテアーゼというタンパク質を消化する消化液が膵臓で作られ、小腸に出ます。

しかし、胃酸による事前消化がしっかりなされないと、消化不良に至ります。

つまり、食物中のタンパク質は胃の中で、ある程度消化される必要があります。

そのために必要な消化酵素が『ペプシン』です。

胃で作られた『ペプシノーゲン』が胃酸の作用により、『ペプシン』に変化し、タンパク質を消化できるようになります。

ここでも、胃酸がしっかり出ていることが、とても大切になります。

炭水化物をある程度消化する

お米やパン、麺類などの炭水化物も胃の中である程度消化させた方が、その後の胃腸全体に対する負担が軽くなります。

そのためには、胃酸がしっかり出ていることと、唾液アミラーゼもしっかり出ていることが大事となります。

唾液アミラーゼは口の中で食べ物と混ざるため、『よく噛むこと』がとても大事ですね。

よく噛むと、唾液もたくさん出てきます。

食べ物をよく噛まないことが、消化不良につながるということです。

『食べ物をよく噛む』ということは簡単なようで、つい怠ってしまうことですよね。

胃腸の負担を減らし、食べ物からしっかりと栄養を吸収するためにも、心がけていきたいことです。

ウィルスや細菌を殺菌する

こちらは意外と盲点かもしれません。

胃酸はその強力な酸により、ウィルスや細菌を殺菌します。

つまり、『胃は病原体が体に入らないようにブロックしてくれる臓器』でもあるということです。

胃酸の出が悪い人は、免疫力が落ちる可能性があります。

そのことによって、食中毒になりやすかったり、ウィルス性の胃腸炎になりやすかったりするリスクが高まってしまうわけです。

ビタミンB12の吸収を助ける

胃には『内因子』という物質を作り、食物中のビタミンB12と結合することで、小腸で吸収しやすくする働きがあります。

胃を手術で切除された人は、この内因子が欠乏することで『大球性貧血』という状態になりやすくなります。

ビタミンB12欠乏による貧血を発症するのは、およそ10年ぐらいとされています。

状態によってはビタミンB12を注射する必要があります。

鉄の吸収を助ける

食べ物から入った鉄分を吸収するためには、鉄が『還元』される必要があります。

つまり、食べ物の中では鉄は『Fe3+』として存在していますが、それが胃酸の作用により『Fe2+』に変えられる必要があります。

『Fe2+』という2価の鉄の状態でないと、小腸で吸収されないのです。

この点においても、胃酸の作用がとても重要であることがわかります。

胃酸に関係するのは『無機鉄』であり、『ヘム鉄』であれば胃酸に関係なく吸収させることができます。

アルコールの一部を吸収する

こちらはちょっと余談になります。

あなたはお酒を飲んだ時、どのくらいで体にお酒が回った感じがしてきますか?

僕はお酒に強くないため、飲んでから10分ぐらいでお酒が回る感じがして、顔が赤くなります。

子供には『パパ、もう顔が赤くなっているよ〜』とイジられます(笑)。

これはアルコールが胃の中でも吸収されていることを示しています。

飲んだアルコールの一部ではないのですが、全体の20%程度が胃で吸収されると言われています。

空きっ腹であれば、余計にアルコールが早く吸収されます。

やはり悪酔いを防ぐためには、先に何かを食べておくことが大事ですね。

胃薬にはたくさんの種類がある!

さて、いよいよこの記事の核心に迫っていきます。

胃薬と一口に言っても、多くの種類があります。

処方する側の医師はもちろん、胃薬には精通しておくべきでしょう。

処方される側としても、どんな胃薬が処方されたのかは、よく理解しておきたいものですね。

胃薬は次のような種類があります。

胃薬の種類
  1. 制酸剤(胃酸を抑える薬):H2ブロッカー、プロトンポンプ阻害薬、カリウムイオン競合型アシッドブロッカー
  2. 粘膜保護剤
  3. 胃の運動促進剤
  4. 漢方薬

まずは、これらの胃薬について理解を深めていきましょう。

制酸剤

現在、病院で処方されている胃薬で大部分を占めているのが、この『制酸剤』です。

その名の通り、『胃酸を抑える薬』です。

医学の進歩とともに、胃酸を抑える効果がより強い薬が開発・発売されています。

制酸剤の種類
  1. H2ブロッカー
  2. プロトンポンプ阻害薬(PPI)
  3. カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)

まず最初に開発されたのがH2ブロッカーです。

H2ブロッカー

今やドラッグストアでも手軽に手に入るのがこの『H2ブロッカー』です。

開発されたのは1980年代でしたが、当時は胃潰瘍や十二指腸潰瘍を治せる画期的な薬として、一世を風靡しました。

『H2』とはヒスタミンが関連するという意味です。

ヒスタミンと言えば、アレルギーに関与する物質として知られていますが、ヒスタミンが胃酸の分泌にも関係することが発見されたわけです。

後述する、『プロトンポンプ阻害薬』が発売されるまでは、このH2ブロッカーが胃薬の主役でした。

今では、病院で処方される機会はかなり減ったと思いますが、意外と即効性があり、副作用も少ないため、個人的には好きな薬です。

ちなみに、僕は胃の痛みを経験したことがほとんどないため、胃薬を飲んだことはありません。

胃腸は弱い方ですけど、胃の病気とは無縁みたいです。

この記事では、医師として処方する立場から意見を述べさせていただいております。

プロトンポンプ阻害薬(PPI)

H2ブロッカーにより、手術が必要となる胃潰瘍・十二指腸潰瘍は激減しました。

しかし薬で潰瘍を根治しきれない症例はそれなりにあったようです。

そこで1990年代に入ってから、さらに強力に胃酸分泌を抑える薬が開発されました。

その名も『プロトンポンプ阻害薬(PPI)』です。

1日1回服用するだけで、24時間、強力に胃酸を抑えます。

従来のH2ブロッカーでは効果の出づらかった、治りづらい潰瘍や、栄養状態の良くない高齢者にも効果が期待できるようになりました。

さらに、胸焼けやげっぷが起きやすくなる『逆流性食道炎』という病気も、この薬によって劇的に症状を改善できるようにもなりました。

ピロリ菌を除菌する薬の一部としても使用され、大きな治療効果を上げました。

ピロリ菌が胃に感染していないかどうか、一生に一度は調べておいた方がいいでしょう。

放っておくと、萎縮性胃炎という胃の粘膜がどんどん薄くなってしまう病気や、胃潰瘍・胃癌の元となります。

カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)

前述のように、プロトンポンプ阻害薬の登場により、より多くの方が恩恵を受けることとなりました。

しかし、一部の患者さんではプロトンポンプ阻害薬では病気が治癒しなかったり、症状が治りきらなかったりすることがありました。

そこでプロトンポンプ阻害薬を改良したものが、この『カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)』です。

どのような点が改良されたかというと、

カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)の改良点
  • 即効性持つようになった⇨プロトンポンプ阻害薬は即効性が乏しく、効果が出るまでに2-3日が必要だった
  • 体質による効果の違いがなくなった⇨プロトンポンプ阻害薬では体質により効き具合が異なることがあった

このP-CABの登場により、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎に関する薬物治療には死角がなくなったと考えられます。

しかし、忘れてはいけないのは、プロトンポンプ阻害薬を含めて、いい薬には必ず落とし穴があるということです。

そのことについては後述します。

粘膜保護剤

こちらは炎症を起こしたり、潰瘍ができてしまっている胃の粘膜を保護して、胃酸から守るために作られた薬です。

胃の粘膜が弱っていると、本来何ともないはずの胃酸からのダメージを受けやすくなります。

粘膜保護剤には数えきれないくらいの種類があります。

入院が必要になるぐらいの本格的な胃潰瘍になった人は、一度はこの薬を飲んだことがあるでしょう。

副作用に関してはほとんど心配なく、安心して飲める薬ではあります。

整形外科などで痛み止めと一緒に処方されることが多いのが、この『粘膜保護剤』です。

胃の運動促進剤

「胃もたれ」とか「膨満感」など、胃の中で消化不良が起きている時に使われる薬です。

胃カメラで検査をして、問題がない場合は、こちらを処方されることが多いです。

副作用についてはあまり心配ありませんが、胃腸全体を動かす作用があるため、人によっては腹痛や下痢を起こすことがあります。

漢方薬

漢方薬は体全体に作用するものが多いため、『胃薬』と言い表すのは語弊があるかもしれません。

ですが、漢方薬は胃薬として使う際も、意外と優秀な作用を及ぼします。

「漢方薬は長く飲まないと効かない」というイメージが今だに根強いと思いますが、胃腸への作用はかなり早いです。

だいたい2−3日で効いてくる場合が多いです。

胃薬として使われることが多いのは『六君子湯(りっくんしとう)』、『半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)』、『安中散(あんちゅうさん)』、『黄連解毒湯(おうれんげどくとう(』などです。

副作用についてはほとんど心配ありませんが、人によって血圧が上がったり、足がむくんだりします。

制酸剤のデメリット

今までご紹介してきましたように、胃薬として使えるもののほとんどは、副作用の心配はさほどありません。

しかし、胃酸の出方を強く抑える『制酸剤』については、その副作用が問題となってきています。

特に発売されて30年近くになるプロトンポンプ阻害薬については、いろいろな危険性を指摘する医師も増えてきています。

慢性下痢症、認知症、骨粗鬆症、栄養障害、感染症、肺炎など、数多くの疾患につながるリスクがあるわけです。

制酸剤による死亡リスクに関する研究データも発表されています。

「たかが胃薬で、こんなことが起きるの?」

たかが胃薬、されど胃薬です。

制酸剤のデメリットはなぜ生じるのでしょうか?

なぜ制酸剤は要注意なのか?

効果の強弱はあれど、先に説明した3種類の制酸剤は『胃酸を出方を強く抑える』ものですね。

胃酸のpHは1~2の強酸性ですが、制酸剤を内服すると、ほとんどの場合、pHは4よりアルカリ側になってしまいます。

胃の働きでも示しました通り、『胃酸をしっかり分泌させること』は食べ物の消化・吸収において、非常に大事な役割を果たしています。

制酸剤で胃酸を抑え過ぎてしまうと、消化がうまくいかなくなります。

そして、消化がうまくいかなかったとしても、すぐに症状が出ないため、ほとんどの人が気づきません。

知らない間に、食べ物からしっかり栄養を吸収できない状態になってしまっているわけです。

栄養学・生理学の観点から見た危険性

栄養医学的や生理学的に考えても、胃酸を抑えることは多くのリスクを生じることになります。

最初の方で説明した胃の働きが、すべて悪くなってしまうと・・・

胃の働きが悪くなると・・・
  • 食べ物をやわらかく粥状にする食べ物をやわらかくできない
  • タンパク質を消化するタンパク質の消化が悪くなる
  • 炭水化物をある程度消化する→唾液の出方によるため、胃酸はそれほど関係ない。しかし、固形のご飯を粥状にしにくくなる
  • ウィルスや細菌を殺菌する殺菌できなくなる
  • ビタミンB12を吸収を助ける吸収できなくなる
  • 鉄の吸収を助ける吸収できなくなる
  • アルコールの一部を吸収する→胃酸とはあまり関係ないため影響は少ない

以上のように、胃の7つの働きのうち、6つに大きな悪影響が起こることがわかります。

こちらを見るだけでも、胃酸を抑えてしまうリスクがよくおわかりいただけることでしょう。

それぞれについて、解説を加えていきます。

食べ物をやわらかくできない

胃酸を抑えると、胃酸の酸性度が著しく落ちますので、食べ物を十分にやわらかくすることができなくなります。

その分、胃の中での消化に時間がかかってしまい、下手をすると食べ物が固いまま、十二指腸へ送り込まれることも考えられます。

すると、十二指腸から小腸への負担が多くなり、より多くの消化液を必要とします。

さらに、肝臓や膵臓などの消化液を作る内臓も疲弊してしまうかもしれません。

タンパク質の消化ができない

胃酸が抑えられると、胃の中でタンパク質を消化する消化酵素であるペプシンが作られにくくなってしまいます。

そのことによって、胃の中でタンパク質の消化ができなくなってしまいます。

すると、タンパク質の消化は膵臓からの消化酵素に頼ることになってしまい、膵臓に負担を掛けてしまうことになります。

病院に通院されている御高齢の方は、ほとんどの方が多くの薬を飲んでおり、その中に制酸剤が入っている場合が多いです。

血液データを見るとタンパク質不足が伺われる場合が多いです。

ウィルスや細菌を殺菌できなくなる

口からは多くの異物やウィルスが入ってきていることと思われます。

それらを殺菌してブロックしてくれるのが胃酸の役割でもあります。

胃酸の出が悪くなると、ウィルスや細菌が腸に入るリスクが高まります。

僕がよく経験するのは、制酸剤を飲んでいる御高齢の方がウィルスや細菌による腸炎になることです。

賞味期限が過ぎていたり、真夏でもないのに、胃腸炎になる方が多いのです。

これはやはり制酸剤で胃酸を抑えていることにより、殺菌作用が損なわれているからでしょう。

また、プロトンポンプ阻害薬を長期飲んでいる人は、「膠原線維性腸炎」という水様性の下痢が長く続いてしまう腸炎になりやすい、ということがはっきりわかっています。

こちらの膠原線維性腸炎が疑われる方も、よく見かけます。

そんな方は、プロトンポンプ阻害薬を中止すれば、下痢はほどなく改善することが多いです。

ビタミンB12を吸収できなくなる

ビタミンB12と胃酸についても、切っても切れない関係にあります。

食物中のビタミンB12は、胃酸と消化酵素ペプシンの働きで、タンパク質と分離されます。

そして、ビタミンB12と内因子がくっついた状態になることが必要です。

胃酸が弱まって胃の消化がうまくいかないと、この過程が滞ってしまいます。

そうすると、ビタミンB12が小腸で吸収されづらくなってしまいます。

鉄が吸収できなくなる

これは野菜や果物などに含まれる『無機鉄』に限った話です。

前述したとおり、無機鉄が小腸で吸収されるためには、胃酸によってFe3+がFe2+に変えられなければなりません。

胃酸の出が悪くなると、この働きが弱まるため、鉄の吸収が悪くなります。

それによって、貧血になりやすくなります。

肉や魚などから『ヘム鉄』を十分に取れていれば、貧血の心配はないでしょうけど、野菜中心の食生活をしていると、無機鉄からの鉄はほとんど吸収できなくなるでしょうね。

制酸剤の危険性をよく知っておこう

今まで解説してきました通り、制酸剤は胃酸を強く抑えてしまうため、タンパク質・鉄などの栄養吸収に大きな問題を起こしてしまいます。

栄養障害はさまざまな病気を招きます。

そのことをよく理解していただきたいと思います。

制酸剤を急にやめると、カウンターパンチを喰らう

ここまでのお話をお読みいただき、急に怖くなった方もいらっしゃるかもしれません。

すぐに内服するのをやめよう」と思うかもしれません。

しかし、あなたや、あなたのご家族が長期間『制酸剤』を内服していたとしたら、それを急にやめてしまうことは、それはそれでリスクがあります

例えば、『逆流性食道炎』でプロトンポンプ阻害薬などの制酸剤を内服している場合ですね。

急に飲むのをやめると、それまで強力に抑えられていた胃酸が、急激に多量に分泌されるようになります。

胃酸のリバウンド現象』のような状態が起きます。

すると収まっていたはずの逆流性食道炎による症状は、急激に悪化してしまいます。

このことが、制酸剤をやめる時の大きなハードルとなっているわけです。

でも安心してください。

制酸剤を安全に中止する方法はあります。

次章で説明します。

胃薬との賢い付き合い方

この記事を書いたのは、決して制酸剤を初めとする胃薬を否定することや中止するように促すことが目的ではありません。

ストレスやピロリ菌で胃潰瘍や十二指腸潰瘍になるリスクは誰でもあります。

その時に、たった1粒の錠剤を飲むだけで、潰瘍がどんどん良くなっていくということは奇跡と言ってもいいぐらいの劇的な効果です。

しかし、いつまでも薬に頼るのは得策ではありません。

胃酸を抑える期間が長すぎると、『栄養障害』が必ずと言っていいほど、少しずつ表面に出てきます。

ですので、制酸剤は症状や病気が良くなり次第、徐々にやめていくことが望ましいです。

徐々にやめるというのは、毎日飲んでいたのを、1日おきにするとか、2日おきにするとか。

または、H2ブロッカーなどの胃酸を抑える効果が比較的弱いものに変えてもらうとか。

そうすると、胃酸のリバウンド現象が起きづらくなります。

そして、最終的には制酸剤をやめることを目指します。

本来は医師がそのような指導をすべきなのですが、残念ながら胃酸を抑えることのリスクに注目してくれる医師はそう多くはありません。

これからの時代、自分の身は自分で守ることが大事です。

正しい知識が自分を守ってくれます。

僕は微力ながら、そんな風に考えていらっしゃるためのお手伝いを、これからもしていきます。

今回は久しぶりにかなりの長文になってしまいました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それではまた。


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4件のコメント

今まで軽い気持ちで胃薬を飲んでいたので、あまりの情報量に頭が混乱するほどです。
良くも悪くも、やはり薬は薬ということですね。
大変参考になりました。
ありがとうございます。

コメントいただき、ありがとうございます!
混乱させてしまい、申し訳ありません。
『胃薬』と上手く付き合えるといいですね〜。

コメントありがとうございます!
そうですね、栄養などで治癒力を高めて薬を飲むのは最小限にしたいものですね〜。

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